古くから都として栄えた京都では、さまざまな地方から人々が集まり
その交流によって雑多な食文化がもたらされました。
野菜もまた各地より持ち込まれ、京都に根づき後の 『京野菜』 となりました。
京野菜は市井の暮らしの中で漬物にも利用され「京漬物」となりました。
数ある京漬物のなかでも特に京名産として名高い三種が『京の三大漬物』と呼ばれています。
「すぐき漬」は京野菜・酸茎菜(すぐきな)を塩漬けし、天秤押しという独特の重石を掛け、室(むろ)で乳酸醗酵させた酸味の強い漬物。読んで字のごとく“酸い茎/酸っぱい茎”がなまった物。 |
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⇒すぐき(12月~春頃) ⇒きざみすぐき(通年) | |
葵祭・・・といえば初夏5月15日。1400年も前から続く上賀茂神社ゆかりの祭事で京都三大祭のひとつです。 |
近年「しば漬」といえば胡瓜や茄子を酢漬けしたものが出回っているが、京都でいう本来の「しば漬(紫葉漬・柴漬)」とは、茄子・茗荷などに大原特産の紫蘇を加え乳酸醗酵させたもの。 |
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⇒生しば漬 ⇒味しば漬 ⇒きゅうりのしば漬(しそ) ⇒きゅうりのしば漬(青しそ) |
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ところで、2012年のNHK大河ドラマは「平清盛」。すなわち徳子さまのご尊父が主人公。 |
「すぐき」「しば漬」とともに『京の三大漬物』と並び称される千枚漬だが、上の2つに比べると極めて近代に作られるようになった漬物である。 |
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⇒千枚漬(10月~2月末) | |
千枚漬が誕生してもうすぐ150年。 |
■ 余談ながら ■■■ |